ブログから生む好奇心~なべやんライフ~

動くことすらめんどいと思ってしまうなべやんが、日常に興味を示すために好奇心や考え方を生み出すブログ。そんなライフハックや日常の興味を持ったことをまとめていきたいと思います。

ウミガメのスープはクリティカルシンキングを鍛えるうってつけのゲームだと思う

問題です。

 

DNA鑑定の結果、KとAの間に親子の関係は認められなかった。

それでもKはそれを聞いてAが実の父であると確信したという。

 

これはウミガメのスープって何という人もいるので水平思考ゲームと呼ばれている。

お題ではあるシチュエーションが出題され、回答者は出題者に対してイエスノーで答えられる疑問をぶつけてそれを材料に背景を推理していくというもの。

実際に僕が回答者でやって、共通点があるなと思った問題を具体的に出したいと思います。

 

 (回答ありなので注意、実際にした質問をつらつらと書いているので的外れじゃんという質問もあるかと思うのでご容赦を)

Q. 実際にKとAは親子だったのか?

A.Yes

 

Q.DNA鑑定をもう一度やっても同じように親子の関係は認められないのか

A.YesでもありNo(わからない)

 

Q.DNA鑑定自体に問題がありましたか

A.No

 

Q.採取されたものはすぐにDNA鑑定に使われたのか?

A.YesでもありNo(わからない)

 

Q.DNA鑑定はKとAのDNAを使ったのか?

A.No

 

Q.DNA鑑定はKのDNAを使ったのか?

A.No

 

Q.DNA鑑定はAのDNAを使ったのか?

 A.No

 

Q.DNA鑑定は血を用いたのか?

 A.No

 

Q.唾液?

 A.No

 

Q.皮膚?

 A.No

 

Q.毛髪?

A.Yes

 

Q.DNA採取の際にKとA以外にペットはいた?

A.No

 

Q.DNA採取の際にKとA以外に第三者はいた?

A.No

 

Q.ていうか君LINEやってる?

教えません

 

Q.Aだと思われるDNAサンプルをKが採取した?

A.Yes

 

Q.AはDNAサンプルを入手した時Kは気が付いた?

A.No

 

Q.DNA採取の時にKはAの体に触れた?

A.No

 

Q.カツラは関係ある?

A.Yes

 

Q.Aは禿?

A.Yes

 

(答えにたどり着くまでに他も含めて質問は20ばかりしたと思いますww)

で僕が出したぎりぎりの正解(をもらった回答)は

KはAが寝ているタイミングで毛髪を入手してDNAに出したところカツラだということが分かった。そこでAはK同様禿であることが分かり、親子と確信した。

 

一応用意された回答は

Kは20代半ばだというのに頭頂部が薄くなってきた。親父であるAは今もフサフサだというのに。もしかして本当の親じゃない?心配になったのでAが寝たところに毛髪を拝借してDNA鑑定士に出したところ、こういう言葉が返ってきた。

「DNA以前の問題でお父様の毛髪は作りものです」

ならば俺の親父に間違いないだろう。

 

みなさん…お分かりいただけただろうか…(ホラー風)

 

クリティカルシンキング

そう、通称ダボス会議とも呼ばれている公益財団「世界経済フォーラム(WEF)」の2016年の会議で「2020年に必要なビジネススキル」の項目で第2位に選ばれた思考法である。なんかビジネスで大事だよねってよく聞くthinkingです。

 

どういう思考法かというと

【物事の問題点を明らかにして最適解を出すための方法論として、考察対象をよく理解し間違った推論を起こす暗黙の前提を明らかにすること】

もうちょっとざっくり言っていいなら

【もらった問題点や意見を鵜呑みにするのではなく、もう一度前提条件を疑問しろ。

 そして様々な切り口で物事をみろ】

というところか。

 

これはアメリカでは論理的思考と同様に教育に取り入れられているものらしく、例としては下記の感じ

学校の課題で出た具体例を示しましょう。

3年生の算数:(ある五角形をついて)この図形の特徴をなるべく多く、文章で書きなさい。
4年生の算数:(二つの図形をついて)これらの図形の似ているところと違うところを、項目を立てて書きなさい。
5年生の英語:(二つの単語グループについて)Aグループの単語とBグループの単語には関係があります。説明しなさい。
6年生の社会:(世界史):釈迦の人生とキリストの人生とを比較しなさい。
7年生の文学:(教材となっている小説の)登場人物Aの第5章の行動の正当性を述べなさい。

 引用:https://hon.gakken.jp/reference/column/amerika/article/101110.html

 

例えば、6年生の社会の問題については釈迦の人生とキリストの人生の何に着眼点を置くか、その着眼点に対して広い調査を行い自分の解を見つけていくというものらしい。

 

さらに調べてみるとクリティカルシンキングという思考法で大事な要素は

【目的は何かを意識し、問題を明らかにするために】

【「だから何?」「なぜ?」「本当に?」この3つの疑問を問い続ける】

 

ところにありそう。

引用:https://bizhint.jp/keyword/111491

 

 

3つの疑問を問い続けるという文面は

「問題を解決するクリエイティブな仮説を出してみる」

というとカッコイイのかも

 

もう一回ウミガメのスープの問題に戻ってみる。

このいびつな背景が成り立つために僕が初めに気になった文は

・そもそもDNA鑑定に問題があった

・Kが親子だと確信したということ自体が間違っていた

・DNA鑑定では認められなかっただけで法的には認められていた

・DNA採取からDNA鑑定方法の間に事実を曲げる何かがあった

 

など間違った推論を起こしてしまいそうな部分に着目しながらとっかかりを見つけている。そこから、「もしここがこうだったら?」を手当たり次第当たっていった。

 

僕が先入観を起こした場所は「DNAは採血で行ったのだろう。」というところ。

途中でDNAは毛髪で行った。ということだったのでそこからさらに背景を深堀していく作業をしていき上記のように答えになんとかかんとかした。

 

なるほどこうやってひも解いてみると

目的の最適解を導き出すために必要なクリティカルシンキングのスキル

意見、問題に対する条件に疑問を持ち続ける

→クリエイティブな仮説をだしていく

を用いたトレーニングになっているのでは

 

(と自分では思うのだが暴論か?)

 

さらにこれを書いていて思った部分として、「どこに疑問点をもつか?」については

過程を細かく区切って自分が「こうではないか?」と勝手にイメージしていった点を決行疑問点にあげてるなと思った。

(まず大雑把に言うと、DNAサンプル採取方法~DNA鑑定方法~DNA鑑定結果)

 

ビジネス本の中でこのようなスキルでよく取り上げられるのは「グラフやデータは鵜呑みにするな」系だろうか?

クリティカルシンキングはデータの海である今大事な思考法だと思う。

クリティカルシンキングがビジネス上の中でどのように役立つかはお題とずれるので割愛)

 

ただウミガメのスープは水平思考と位置付けられており、批判的思考と違うらしいのでどう違うのかも一応考えてみたが

(…あまり変わらない??)

と思った。けど言葉的に違うらしい。

 

なので、クリティカルシンキングに必要な一部の要素を鍛えるのに有効では程度で本当は言ったほうがいいのかも。さらに言うと今回は一つしか具体例を出してないので全部の問題がその限りではないww

 

ということで、ウミガメのスープは遊びじゃなくてトレーニングにもなるんだぞという口実をもとに裏は単純に面白いので難しがらずやったら面白いよっていう紹介記事でした。

 

僕は良問を見つけたらスカイプで友達と1on1で出したり、回答しやすい良問なら飲みの席で出したりする。

 

最後に面白い動画やサイトも上げておくので紹介させてください!

(これいいたかっただけもある)

一番最初の問題はラテシンに載っております!

 

クイズ法人 カプリティオ


クイズ作家ならウミガメのスープ即答できる?

 

主役は我々だ!【グルッペン・フューラー】


【ウミガメ】「20cm」の謎を解け!【謎解き】

 

sui-hei.net